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seed:シン*ルナマリア

  どこか抜けてる君も愛おしいのです。

  冷蔵庫を開けては閉めて、うんうん唸っているルナを見つけた。

「……何やってんの?」
「あ、シン」
  俺を見て、顰め面からパッと笑顔へ変わる。それが未だに、むずがゆい何かを連れてくる。同時に、ちゃんと自分が幸福の中に居るのだと教えてくれる瞬間でもある。

「ね、今日何食べたい?」
「何でもいいけど」
「あのねえ、それが一番困るのよ!」
  ぷん、と怒りながら腕を組まれ、頭をかく。
 「ええ? じゃあ……カレー?」
   無難そうなところを言えば、ルナはちょっと考えこんでから、カレーのルーが切れていると言った。
「そか、じゃあ……オムライス?」
「卵が一つしかないわ」
  ちょっぴり沈んだ顔が心苦しい。
「なら、もうなんでもいいよ」
「だから、それじゃあ困るの!」
  本当にルナが作るものなら何でもいいんだけどと思いながら、じゃあ聞くけど、と前置きをして何なら作れそうなのかを聞けば、押し黙られた。
  この空気。俺が悪いわけじゃあないと、思いたい。

「あー……買い物、行くか」
「……付き合ってね、荷物持ち」
  尖った唇が可愛くて、思わず笑みが零れた。
「りょーかい」
  言うが早いか、さっさと上着を持って、車のキーをとる。


  バツの悪そうなルナはまだ気づいていない。
  俺が今、どんな顔で笑っているかって こと。



食材調達!
( たまにはデート気分でも味わいましょうか ) 


久々シンルナ!短いですがシンルナ!夫婦なイメージで書きました幸せになれよ!いやなってください!夫婦にしては\(^o^)/な感じですがアレ。前絵板でもシンルナの食に関する妄想をしていた気がします。好き。本当にシンルナなんでこんなに好きなんだろうと思うぐらいには好きです。飢える。もっとください。そしてこんなとこで何ですが、中の人おめでとうございます^///^ひゃほー!

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